2025年01月07日

【動画配信リンク有】1月7日夕方 STVテレビ「どさんこワイド179」で深川市のタワー天丼を紹介

 1月7日(火曜日)の北海道新聞テレビ欄を見たところ、夕方放送のSTVテレビ「どさんこワイド179」で深川市の食事処藤の「タワー天丼」が紹介されました。

 STVニュース北海道YouTubeチャンネルで動画配信されていますので、ぜひご覧ください。
【我がマチのあったかグルメ#2】天丼の高さが40センチ⁉ 驚きのビジュアル…どうやって食べる? 北海道深川市

 STVホームページを見たところ、北海道内各地の地元の味を紹介するシリーズ企画「我がマチのあったかグルメ」の2回目として取り上げていました。第1回は釧路管内白糠町の「カレースパカツ」でした。
【我がマチのあったかグルメ#1】白糠町のソウルフード 釧路とは一味ちがう”スパカツ”とは?
(STVニュース北海道YouTubeチャンネルへリンク)

Gガイド番組表より>
どさんこワイド179 大ブーム「蒸し料理」蒸し器なしでもOK&せいろ簡単活用術
きょう人気催事が開幕!北海道各地のおいしいものが大集合▼お手軽ヘルシー「蒸し料理」が空前の大ブーム 蒸し器なしでもできる調理法&「せいろ」簡単活用術

1月7日 火曜 15:48 -19:00 札幌テレビ1

▼「蒸し料理」が空前の大ブーム 蒸し器なしでもできる調理法&「せいろ」簡単活用術 ▼きょう人気催事が開幕!北海道各地のおいしいものが大集合 ▼ことしの北海道は?鈴木直道知事が生出演 ▼道内で死亡火災続発 気を付けるポイントは ▼あったかグルメ2025A深川市のタワー天丼 ▼体にやさしいごはん「どさんこ☆キッチン」 ▼和楽器の音色とともに「お絵かき」 ▼投稿BOX募集中!

【2025年1月7日追記】放送後、STVニュース北海道YouTubeチャンネルで動画配信へのリンクを追加しました。
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2025年01月01日

ニューイヤー駅伝第2中継所(伊勢崎市役所)に深川市の応援のぼりが登場

 謹んで、新年のご挨拶を申し上げます。
 旧年中は深川輝人工房の活動にご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。
 今年もラジオ番組・FMもえる「VIVAふかがわ」、FMわたらせ「おいしいぞ!たのしいぞ!ふかがわ!」を中心に活動していきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。

※1月の放送について、FMもえる「VIVAふかがわ」は11日(土曜日)午後6時30分から8時までの予定です。FMわたらせ「おいしいぞ!たのしいぞ!ふかがわ!」は3日(金曜日)の放送はお休みで、10日(金曜日)からの放送(午後5時20分から35分まで)となります。

 さて、1月1日(元日)に群馬県で開催された「ニューイヤー駅伝」(全日本実業団対抗駅伝競走大会)のテレビ中継を見ていると、第2中継所(伊勢崎市役所)で深川市の応援のぼり旗を発見しました。

 TBS陸上ちゃんねる【公式】YouTubeチャンネルのライブ配信動画で、第2中継所の映像がありましたので紹介します。以下のリンクからご覧ください。動画では画面中央(中継所奥の方)に2本の幟が見えますが、そのうち、青い方の幟が深川市です。北海道深川市は道内有数の陸上合宿地の一つです(合宿の里ふかがわ[深川市ホームページへリンク])。現地応援の皆様お疲れさまでした。

【LIVE】ニューイヤー駅伝 2025 《スタート▶︎各中継所▶︎区間賞インタビュー▶︎フィニッシュ▶︎優勝チームインタビュー》をライブ配信【元日駅伝】(TBS陸上ちゃんねる【公式】YouTubeチャンネルへリンク、第2中継所頭出し済み)
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2024年12月30日

2024年から2025年・年末年始のFMもえる、FMわたらせ特別編成のお知らせ

 2024年中は深川輝人工房の活動及びFMもえる「VIVAふかがわ」、FMわたらせ「おいしいぞ!たのしいぞ!ふかがわ!」の放送にご理解とご協力をいただき、心よりお礼申し上げます。

 今年も残りわずかとなりましたが、ラジオを聞きながら一味違った年越し・お正月を過ごしてみませんか。
 「VIVAふかがわ」と縁のある、留萌市・FMもえる、埼玉県加須市・FMわたらせの特別編成の一部を紹介します。
 ※掲載日時点で公表されている番組表を基に整理しましたので、変更が生じる可能性があります。

<FMもえる>
 レディモの番組表より一部を紹介します。

「ハンザキスト広場拡大版」
 放送日時:2024年12月31日(火曜日)午後7時から午後9時まで
 内容:増毛町のサンクタスシニアさんによる半崎美子さんの応援番組「ハンザキスト広場」(毎週金曜日午後9時から10時まで)の拡大版。

「北海道日本ハムファイターズ 今川優馬選手トークショー『雨垂れ石を穿つ』収録放送」
 放送日時:2025年1月1日(水曜日)午前10時30分から午前11時30分まで
 内容:2024年12月22日に留萌市で開催されたトークショーの様子を収録放送。

「クロストーク769『インタビューキャラバン』」
 FMもえるでは開局20周年を記念し、留萌市の各界を代表される皆様に地域の未来像などを語っていただくインタビューキャラバンを企画、10月から放送してきました。1月1日の中西留萌市長まで14人が登場しています。年明けに過去の放送分を含めて集中放送されます。

 放送日時:2025年1月1日(水曜日)
  午前11時30分から正午まで ゲスト:留萌市長 中西俊司さん
 ※以下、過去の再放送
  午後1時30分から2時まで ゲスト:旭川地方気象台台長 橋学さん
  午後2時から2時30分まで ゲスト:北海道留萌振興局局長 上原和信さん
  午後3時30分から4時まで ゲスト:留萌商工会議所専務理事 橋本るみ子さん
  午後4時から4時30分まで ゲスト:一般社団法人日本コミュニティ放送協会代表理事 鈴木伸幸さん
  午後4時30分から5時まで ゲスト:留萌信用金庫理事長 中村康存さん

 1月2日(木曜日)
  午前11時30分から正午まで ゲスト:留萌市長 中西俊司さん
  午後1時30分から2時まで ゲスト:旭川地方法務局留萌支局支局長 西村友希さん
  午後3時30分から4時まで ゲスト:留萌海上保安部部長 島田春吾さん
  午後4時から4時30分まで ゲスト:留萌警察署署長 遠藤祐之さん
  午後4時30分から5時まで ゲスト:留萌市交通安全協会会長 堀口哲志さん

 1月3日(金曜日)
  午前10時30分から11時まで ゲスト:留萌消防組合消防長 菊池智人さん
  午前11時から11時30分まで ゲスト:留萌管内地域おこし協力隊代表理事 平野井しずくさん
  午前11時30分から正午まで ゲスト:留萌市議会議長 燕昌克さん
  午後3時30分から4時まで ゲスト:北海道議会議員 浅野貴博さん
  午後7時から7時30分まで ゲスト:留萌市長 中西俊司さん

 「FMもえる」は深川をはじめ留萌周辺以外でもインターネットサイマルラジオ(同時放送)を通じて、パソコンやスマートフォンなどで聞くことができます。
 インターネットで聞く場合は、JCBAインターネットサイマルラジオ「FMもえる」にアクセスしてください。
 ※上記リンクからアクセスしていただくか、JCBAインターネットサイマルラジオのホームページから、北海道地区・FMもえるを選ぶと聞くことができます。

<FMわたらせ>
 年末年始の特別編成の詳細は、各日のFMわたらせホームページへのリンクをご覧ください。

12月31日の番組スケジュールのご案内
「年越しだよ!わたらせだよ!加須市においで!」
 放送日時:2024年12月31日(火曜日)午後9時から2025年1月1日(水曜日)午前2時まで
 パーソナリティー:木津利恵(きづきりえ)さん
 内容:年越し生放送!FMわたらせ各パーソナリティに電話も繋いじゃいますよ!(リッスンラジオの番組表による)

2025年1月1日〜1月3日の番組スケジュールについて
「カオルとりょーの歌謡大全集」
 放送日時:2025年1月1日(水曜日)、2日(木曜日)、3日(金曜日) 各日午前9時から午後9時まで
 パーソナリティー:山本郁(やまもとかおる)さん、鈴木稜さん
 内容:昭和から令和の曲をお届け!(リッスンラジオの番組表による)

 ※1月3日(金曜日)の「おいしいぞ!たのしいぞ!ふかがわ!」はお休みです。年明けは1月10日(金曜日)からの放送となります。

2025年1月4日・5日の放送スケジュールについて
「お正月だよ!スタ★レビ ハッピー」
 放送日時:2025年1月4日(土曜日)正午から午後5時まで
 内容:スターダストレビューの曲を放送!(リッスンラジオの番組表による)

「お正月だよ!GO GO GO ヒロミ」
 放送日時:2025年1月5日(日曜日)正午から午後5時まで
 内容:郷ひろみの曲を放送

 「FMわたらせ」は埼玉県加須市周辺ではFM76.1MHz、インターネットはリッスンラジオ(PCサイト、スマホアプリ)で聴くことができます。PCサイトではチャンネルで「関東→FMわたらせ」を選択してください。

 末筆になりますが、今年1年間、当ブログの記事を読んでいただき、ありがとうございました。
 皆様、良いお年をお迎えください。
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2024年12月24日

12月24日・25日埼玉県加須市・FMわたらせ、12月25日留萌市・FMもえる「クリスマス特別番組」のお知らせ

 今年のクリスマスはラジオを聞きながら一味違ったクリスマスを過ごしてみませんか。
 「VIVAふかがわ」と縁のある、埼玉県加須市・FMわたらせ、留萌市・FMもえるの「クリスマス特別番組」放送予定を紹介します。

<FMわたらせ クリスマス特番スペシャルドラマ>
 放送日時:12月24日(火曜日)・25日(水曜日)各日午後7時から
 24日は今年の新作「天使の贈り物」、25日は昨年のラジオドラマの再放送とのことです。

 「FMわたらせ」は埼玉県加須市周辺ではFM76.1MHz、インターネットはリッスンラジオ(PCサイト、スマホアプリ)で聴くことができます。PCサイトではチャンネルで「関東→FMわたらせ」を選択してください。

<FMもえる クリスマス特番「メリクリもえる2024 シャバいサンタは風呂キャンセル界隈!」>
 放送日時:12月25日(水曜日)午後7時から9時まで
 FMC(FMもえるメンバーズクラブ)メンバーによるクリスマス特別番組です。
 メッセージ宛先 メール:769@moeru.co.jp  FAX:0164−42−3856

 「FMもえる」は留萌市周辺ではFM76.9MHz、深川をはじめ留萌周辺以外でもインターネットサイマルラジオ(同時放送)を通じて、パソコンやスマートフォンなどで聞くことができます。
 インターネットで聞く場合は、JCBAインターネットサイマルラジオ「FMもえる」にアクセスしてください。
 ※上記リンクからアクセスしていただくか、JCBAインターネットサイマルラジオのホームページから、北海道地区・FMもえるを選ぶと聞くことができます。
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2024年12月01日

「サッカー+地域おこし協力隊=地域づくり」(その4) 宮崎県都農(つの)町の地域づくり

 「第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会」第4分科会報告の最終回です。
 11月3日午前は宮崎県都農(つの)町を視察しました。
 都農町は新富町から高鍋町(前日の宿泊地)を挟んで、さらに北に位置し、人口はおよそ9,500人。産業は新富町と同じく農業で、ブドウなどの果樹栽培、施設園芸、畜産などが盛んな町です。
 最初に坂田町長と宮司の案内で都農神社を参拝(写真)。同神社は日向国の一之宮として由緒ある神社で、この日は明治天皇の誕生日にちなみ「明治祭」が行われていました。
都農神社の写真
 その後、隣にある「道の駅つの」に立ち寄りました(写真)。
道の駅つのの写真
 道の駅の入り口でこんなポスターを見つけました(写真)。「都農」を逆さにして「農の都を愉しむ」というキャッチコピーを作っていました。「愉しむ」には、『「楽しむ」より、ちょっぴり深くて広い』という意味を込めているとのこと。
「農の都を愉しむ」ポスターの写真
 ちなみに、同町は北海道佐呂間町と姉妹町になっており、店内には佐呂間町周辺特産品のコーナーがありました。
ヴェロスクロノス都農のポスターの写真 さらに、店内で九州リーグの男子サッカーチーム「ヴェロスクロノス都農」のポスター(写真)を見かけました。今日の視察のテーマはこのチームに関わる話しでした。サッカーチームに地域おこし協力隊を活用する仕組みは、時系列的に都農町が先に立ち上げ、後に新富町が参考にしたとのことでした。

 高台にある都農ワイナリーに移動して3団体から事例発表を聞きました。最初に同町職員から、同町における地域おこし協力隊の概要について説明がありました。特徴としては、協力隊員への報償費に、専門性や活動内容により段階を設けるステージ制を採り、任期中に報償金の額を上げている(ただし、一隊員への特別交付税の上限額は変わらないため、その分活動経費の支給は減る)。隊員は町とは個人事業主の委託契約で任用関係は無く、受入団体に所属する仕組みになっている。受入団体には、サッカー関係では、ヴェロスクロノス都農やツノスポーツコミッション、競技場を管理するNPOなどがある。町と受入団体は協力隊員の所属と活動に関する委託契約を結んでいるとのこと。
 ヴェロスクロノス都農に在籍する協力隊員には、今年度から公式戦出場を活動と認めており、その条件として試合前後にSNSでの町の情報発信、受付や観客席で町のPR冊子配布などを行うこととしている。その適用にあたっては新富町の例を参考にしたという。現在、隊員は町全体で36人いて、任期終了後の定住率は14.9%で宮崎県の平均62%(2023年度)に比べると低く、課題となっている。参加者からの質疑の中でその背景として挙がっていたことは、男子サッカーの場合、選手の移籍先が女子と比べて、格段に多いことである。町としては流出することを想定しており、セカンドキャリアに向けた支援で少しずつ定着を図りたいとのこと。

ツノスポーツアカデミーの説明の写真 次に、ツノスポーツコミッションの代表理事からは、ツノスポーツアカデミーの取り組みについて説明がありました(写真)。
 同コミッションは、人口減少による1次・2次産業の担い手不足、都農高校の閉校などを背景に、スポーツで人を呼び込むことで地域課題の解決を図ろうと、町とコミッション、サッカーチーム運営法人が連携協定を結び、アスリートが町の担い手になる取り組みを考えたとのこと。スポーツアカデミーのほか、移住、交流人口、関係人口、地域経済活性化などの取り組みを行っている。
 連携協定に基づき、三者は「つの職育プロジェクト」を展開している。サッカーに特化すべく、宮崎市で活動していたサッカーチームを誘致、アカデミー組織を整備した。アカデミーでは「新しい形の学校」として、通信制高校と連携して高卒資格を取れるようにしているほか、サッカーだけでなく、地域の事業者と連携して、職場や地域の行事での担い手経験を通じて、デュアルでのキャリア形成を図っている。このように高校生が町にいる仕組みを作り、幅広く、様々な世代の地域の大人が若者の育成に関わり、若者が町の新しい活力になることを目指している。なお、2022年にはスポーツ庁から「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰」を受けているとのこと。
※参考:つの職育プロジェクト 〜スポーツ選手による町の課題解決〜(スポーツ庁ホームページへリンク[PDFファイル])
※ツノスポーツコミッションの代表理事のXカウントで事例発表の様子をポストしています。

 ヴェロスクロノス都農の運営法人(J.FC宮崎)の担当者からは、チームにおける地域おこし協力隊員の活動について説明がありました。都農での活動は5年目を迎えている。サッカーは集団スポーツで人数が多く、地域が抱える課題に幅広く取り組むことが出来るという。町とサッカー選手が相互にサポーターになって支え合うイメージである。チームは32人中16人が協力隊員で、午前中に練習、午後は協力隊員として、農業、福祉、デジタル、観光分野に分かれて活動している。農業班は農家で手が足りないところに依頼を受けて行く形で、ビニールハウスの整備、エサやり、収穫作業といった力仕事などに従事している。デジタル班は「つの未来財団」で高齢者にスマートフォンやタブレット端末の操作を教えるなどしており、高齢者のファンや試合の来場者が増える効果があったという。福祉班は放課後児童クラブや高齢者の健康体操教室のサポートをしている。観光班は町の観光協会で観光PR、観光地の整備、ホームゲームのイベント企画運営を行っている。班ごとの活動のほか、全体で町のイベントPR、子どもの見守り、災害時の清掃活動などを行い、町民の生活をサポートしている。
 今後に向けた協力隊活動の新たなビジョンとして、昨年から中学校部活の地域移行に絡み、バレー部のトレーニングの指導に関わる試験的な取り組みも行っている。30歳を超えると選手引退後のセカンドキャリアを考える時期であり、チームのフロント業務を体験してもらい、運営法人への就職や都農町への定住につなげていく。さらにサッカー以外のセカンドキャリアとして「アグリ部門」を作り、農業の技術習得と雇用継続を図ることも考えているとのことでした。

<都農ワイナリーの風景>
都農ワイナリーの写真
 ▲都農ワイナリーで昼食と都農ワインを試飲。
都農ワイナリーから海を望む写真
 ▲都農ワイナリーは高台にあり、晴れていたので市街地と海がよく見えました。

 今回はスポーツ分野における地域おこし協力隊制度の活用例として、優れた事例を視察することができました。深川市においてもスポーツ分野で様々な活動が行われています。一連の報告が深川市における地域づくりに役立つことができれば幸いです。
posted by ともぴー at 13:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年11月28日

「サッカー+地域おこし協力隊=地域づくり」(その3) 宮崎県新富町の地域づくり(3)

 「第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会」第4分科会報告の続きです。
秋本代表の事例発表の写真 ヴィアマテラス宮崎の選手からの説明に続いて、チーム代表の秋本さんから運営について説明がありました(写真)。秋本さんは前職は男子サッカーチームの運営に関わっていたそうです。選手34人のうち8割の選手が地域おこし協力隊員となっている。チームは発足から4年目で、今年はアマチュア最上位のなでしこリーグ1部で優勝、平均来場者数1836人、最高来場者数3479人を記録し、「100年先も続く地域とクラブ」を目指して日々活動しているとのこと。

 なぜ、宮崎県で女子サッカーに取り組むことになったのか。宮崎県の女子サッカーは都道府県では45番目くらいに低迷し、全国大会や国体の本戦出場歴がまだ無く、強豪チームもいなかったとのこと。日本が2011年に女子ワールドカップで優勝し、女子サッカーが脚光を浴びた時期もあったが、リーグのプロ化が最近になるなど、その待遇は男子に比べると過酷だったそうです。そのために雇用安定、自己肯定感の向上を目指し、新富町から女性アスリートへの支援として受け、ヴィアマテラス宮崎が発足しました。

 このチームでやりたいことは、アスリートと社会人両方のキャリア形成により自分らしく生きる「戦う女性の支援」と、活気あるまちづくり、笑顔あふれるまちを目指す「地方創生」の2つの軸で展開されています。

 まずは選手集めのために「宮崎でこんなチャンスがあります」と全国に情報発信したが、コロナ禍で苦労したという。新潟、茨城、長野などにスカウトへ赴くも、仕組みには自信があったが、選手にとって宮崎に行くのはハードルが高く、底辺からのスタートだった。それにも関わらず、キャリアのある多くの選手が加入してくれたとのこと。
なでしこリーグ1部優勝への感謝を伝えるポスターの写真 次に宮崎の女子サッカーの現状から脱却するためにチームが勝ち続けることを目指した。2020年の宮崎県リーグから九州リーグ、今年のなでしこリーグ1部まで毎年優勝で昇格した(写真は優勝への感謝を伝えるポスター)。国体や皇后杯も予選を突破して県勢初の出場を果たしている。
 そして、選手達を地域に受け入れてもらうことを目指した。地域おこし協力隊の制度を活用しているため、隊員は役場の職員として任用される。地域の中に入っていかないと町民から納得されない。地域に何ができるかを考え、「宮崎県・新富町をPRし訪れたい街に」「地域の方に会い、元気を届ける」「地域のお困りごとを率先して解決する」「ワクワクする週末をお届けする」の4つの軸で「地域の花となる」を目指して活動しているとのこと。

 地域おこし協力隊としての活動について、選手からも発表があったが、秋本さんからも改めて発表があった。広報班に関しては、「いっちゃが新聞」は手書きなら見てくれるかもとの考え。内容的にはまだまだブラッシュアップの余地がある。個々人の得意分野を生かして役割分担している。「しんとみチャンネル」という新富町の公式YouTubeチャンネルの更新を選手が担っています。町を知ってもらおうとネタ探しから励んでいるとのこと。

※「しんとみチャンネル」の中で、選手による地域おこし協力隊活動の紹介動画がありました。興味のある方はご覧ください。
地域おこし協力隊✖×ヴィアマテラス宮崎に密着!!→YouTube、農業の活動について(2023年6月29日付)
地域おこし協力隊×ヴィアマテラス宮崎に密着!!Part2→施設管理、広報の活動について(2023年10月25日付)

 営業班は広報班の作った紙媒体を手に「とにかく沢山の方々に会いに行く」スタンスで活動し「単純接触効果」を狙っている。2000部のチラシを余らせないようにしているとのこと。町内企業のスポンサーは66社を数え、ほとんどを選手が獲得しているという。イベントへの誘いも可能な限り受けているそうです。
 試合でのイベントは「関わってくれる人を増やす」スタンスで、多くの人を連れてくる人に来てもらうような視点で企画している。「特産品である農業を元気にしよう」と農業班が農家のお手伝いをするほか、ホームゲームで必ず地元の野菜を販売しているとのこと。

 ホームゲームでは「来た人も、作る人も、関わった人もワクワクするホームゲームを」目指して、毎回主役を作ること、可能な限り身近な主役で(地元の農家、卒業生などに焦点を当てる)にこだわり、主役には登場機会(入場時の選手をエスコート)、行けばもらえるプレゼントを配布している。関わる人を多くして、来た人には楽しんでもらうスタンスで、ダンス、空手、伝統芸能の披露などを試合で行っている。おもてなしの心と宮崎らしさでは「おもてなしスポンサー」としてスポンサーに焦点を当てるほか、アウェイチームのロッカールームにもプレゼントを置いているとのこと。子連れの観客向けにベビーカーが持ち込めるエリアを確保。雨の日に入場待ちしている人に、選手のメッセージを書いたカッパを配布している。スタジアムグルメでは飲食店の出店は15店舗くらいで、なでしこリーグでは多い方。宮崎ならではのお店で、分野が被らないようにしているという。選手入場曲は宮崎の民謡を使っており、観客にとって最初は違和感が拭えなかったが、次第に慣れていったという。

 試合前には集客会議を開き、サポーターの入場見込みなどのほか、チラシ配布の手ごたえなどから、選手が呼び込む観客の人数を決めているそうです。アウェイでの試合の時には、チームのスタッフが、チームと宮崎のことを書いたパンフレットを相手チームのサポーターに配布して呼び込みをしています。

 メディアへの露出については、宮崎県のNHK・民放テレビが3局と他県に比べ少ないので、1局当たりの占有度合いが比較的高いようで、露出すると反響があるという(今シーズンでテレビ約60回)。今年はNHKの地上波生中継も行われたとのこと。宮崎市のコミュニティFM「サンシャインFM」で「ヴィアマテラスのよかラジオ」を毎週火曜日午後8時から9時まで放送しているとのこと。FMプラプラ(PC・スマホアプリ)で聴くことができますので、興味ある方は聴いてみてください。

 このように宮崎・新富にあえて固執することで、チームをより身近に感じてもらい、地域のクラブ、私たちのクラブとして価値をもつように取り組んでいるとのこと。

 地域おこし協力隊の活動を通じて、選手達も成長しており、例えばチラシ作りのレベルが上ったり、営業活動でスポンサー獲得件数が増えてきているそうです。営業リーダーの選手は、昨年まで年間20件程度だったのが、今年は町内66件中45件のスポンサーを自ら獲得しているという。似顔絵が得意な選手は、県内の男子サッカーやバスケットボールチームの選手の似顔絵も依頼されるようになったという。

 ヴィアマテラス宮崎はアマチュアリーグのチームであるが、アカデミー(育成)組織も体系立てて整備されている。U-12、15、18のユースチームを持つほか、県内の高校、大学のチームも組織に組み込んでいる。
 障がい者サッカーの指導や高齢者施設の入居者も施設で応援してもらうなど、誰でもサッカーが楽しめるような取り組みも行っています。

 クラブが街にあることで、たくさんの可能性が出て、地域に必要とされることで、選手が自己肯定感を得ることができる。例えば、選手の顔をして仕事ができて、応援してくれる人の声がダイレクトに届くのは大きい。試合後に選手総出で観客のお見送りをしていることは、両者に非常に良い距離感を作り出しているという。クラブで大きなことが出来るとは思っていないし、選手がまちづくりに繋がっていると認識しているかは分からないが、サッカーで住民と選手、住民同士など、いろいろなつながりをつくるきっかけになっていると感じるとのこと。つながっている安心感は心地よいもので、つながりのある人同士が町にいるのは、何かあった時の底力になるのではないか。

 最後に秋本さんから、これからの課題として、より具体的な地域課題の解決、地域おこし協力隊終了後の活動プラン、100年後でも続いているクラブとして安定経営、の3点を挙げていました。まだまだ手探りではあるが、選手はサッカーに一生懸命取り組んでいる。戦う女性は多くの人を笑顔にしている。これからも地域と共に進んでいきたいとのことでした。

※ヴィアマテラス宮崎公式Xアカウントで事例発表の様子をポストしています。ぜひご覧ください。
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2024年11月27日

「サッカー+地域おこし協力隊=地域づくり」(その2) 宮崎県新富町の地域づくり(2)

新富町総合交流センターきらり入口の写真 「第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会」第4分科会報告の続きです。
 11月2日午後は新富町総合交流センターきらりで研修しました(写真は建物入口)。この施設は生涯学習センターに位置付けられており、図書館や研修室がいくつかありました。カフェコーナーもあり、土曜日の午後でしたが、結構な数の利用者がいました。

 最初に新富町総合政策課職員から、サッカーを中心とする地域づくりの施策についての説明がありました。町長の講話に補足すると、サッカースタジアムは、J3テゲバジャーロ宮崎の主要株主だった会社が建設して、町に寄付しており、J1ガンバ大阪がスタジアムを建設して大阪府吹田市に寄付したのと同様の仕組みとのことでした。フットボールセンターは防衛省の補助金含め17億円で整備、サッカーの大会や合宿などで土日はかなり利用が埋まっている。町から施設の指定管理料は支出していないにも関わらず、昨年度は黒字になり、逆に町に寄付があったとのこと。町では人工芝の張り替えに備えて資金を積み立てている。企業版ふるさと納税では、ヴィアマテラス宮崎に関連する部分では、地域おこし協力隊の要件に合わない(地方から地方への移住)選手の経費、チームの活動費などを賄っているとのことでした。

ヴィアマテラス宮崎選手の事例発表の写真 次に、ヴィアマテラス宮崎選手の皆さんから、地域おこし協力隊の活動について説明がありました(写真)。選手としての練習や試合出場のほか、地域おこし協力隊の活動をしており、その活動は9つのグループに分かれて行っているそうです。
 広報課は紙媒体、Web媒体、YouTube、イベント課はホームゲーム、大会企画・誘致、役場・NPO連携、地域連携・ホームタウン、農業・施設管理、教育課は学校サポートというように班に分かれて活動しています。

 広報課では、紙媒体で手書きの「いっちゃが新聞」を毎月約5千部発行し、新富町内全戸に配布している。子ども向けの「こどもいっちゃが新聞」も約2千部発行、町内の学校に配布している。さらに、A3に拡大した新聞を役場や町内企業、コンビニに掲示している。自衛隊新田原基地にチームの掲示板を設けて、それらの新聞やチーム、試合の情報、SNSの投稿をピックアップしたものなどを掲示している。ホームゲームで配布するマッチデープログラムの作成、選手ののぼり旗、イベントのちらし、グッズなどを全て選手達がデザインから作っているのが特徴とのこと。
 Web媒体は、Xなど各種SNSを活用、イベントの告知などホームページの記事をベースに投稿しており、フォロワー数の目標や投稿計画を立て、ハッシュタグによる集客と認知の拡大を図っている。インスタグラムは試合やイベントのダイジェスト、YouTubeは新富町の街並み、選手の特徴・自己紹介、Facebookは選手のオフショットとブログ的な活用をしているという。TikTokはハイタッチや選手のダンスパフォーマンスの動画を投稿するなど、SNSごとに内容を分け、チームと町の魅力を最大限に発信するべく努力しているとのこと。

 イベント課では、地域連携・ホームタウン班は、地域のイベントへの出演、共同企画、スポンサー訪問、幼稚園や保育園への訪問といった活動のスケジュール管理や企画を行っている。清掃活動や挨拶運動なども行い、ファンの獲得を期待して活動しているとのこと。
 ホームゲーム班は試合のタイムスケジュール、スタジアムDJのアナウンス原稿作成、イベント出演団体とのやり取りを担当。何か月も前から計画的に準備しているとのこと。
 大会企画・誘致班は小学生チームのサッカー大会、カナダのチームを招いての交流会など自主大会やホームゲームの前座イベントなどを企画している。これまで、水鉄砲バトルやピッチのウォーキング、親子フットボール、サッカー教室などを行っているとのこと。
 役場・NPO連携班は個人向け、法人向けサポーターのチラシを作成、町内外の企業や施設に配布・配置し、ファンや来場客の獲得、認知度アップを図っている。さらに体操や防災講座・訓練、挨拶運動、小中学校訪問などの計画を立て、人員の振り分けを行っている。普段から、地域に貢献できることはないかと自ら探し、役場職員や地域の人との交流を増やしていく姿勢をとっているとのこと。
 農業班は、農家に研修に行っている。農業未経験者なので細かく教えてもらっているとのこと。野菜の栽培、トウモロコシの栽培からポップコーンの種づくりを行い、収穫したものはホームゲームで販売している。練習場の整備も専門家からレクチャーを受け担当しているが、経験が少ないので課題もあるという。

 教育課は今年から活動を始めている。きっかけは町長との面談で、ある選手が教員免許を持っていると話すと、学校への派遣が決まったとのこと。小学校では教員の補助や要支援児童のサポート、事務作業、中学校では体育授業の補助や事務作業を行っている。その縁で、同町富田中学校の吹奏楽部がホームゲームで演奏したそうです。
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2024年11月26日

「サッカー+地域おこし協力隊=地域づくり」(その1) 宮崎県新富町の地域づくり(1)

 11月1日(金曜日)から3日(日曜日)まで、宮崎県で開催された「第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会」に、深川輝人工房から私、ともぴーが参加しました。そのうち、2日から3日まで開催された第4分科会(児湯[こゆ]ブロック)で「サッカー+地域おこし協力隊=地域づくり」をテーマに、新富町・都農町のサッカーを中心とした地域づくりを視察しましたので、両町の取組について数回に分けて報告します。

 今大会は宮崎県を8ブロックに分けて8つの分科会がありました。参加者が選ぶ参考として、主催者の方で分科会紹介の動画を公開しています。
 第4分科会 児湯ブロックの紹介の動画(第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会YouTubeチャンネルへリンク)
 さらに、今大会は各分科会に宮崎大学地域資源創生学部根岸ゼミの学生が関わって、分科会の紹介動画の制作や全体会での報告を行いました。若い学生の参画は大会に活気を与えていました。
 宮崎大学の学生が制作した第4分科会紹介の動画(パート2)(第40回地域づくり団体全国研修交流会宮崎大会YouTubeチャンネルへリンク)

 11月2日は 宮崎県新富町を視察しました。
 新富町は宮崎市の北隣に位置し、人口は約16000人。農業の町でピーマン、そば(県内1位)などのほか、国内では珍しいライチの栽培が行われており、町長の話では「新富生ライチ」として1粒1000円でブランド化を図っているそうです。

小嶋町長の講話の写真 最初に新富町フットボールセンターで、小嶋町長から「ウェルビーイング」を目指すまちづくりの施策について講話を聞きました(写真)。町長就任後、サッカーを中心とする地域づくりを目指して、まず、サッカースタジアムづくりに取り組みました。同町には航空自衛隊新田原基地があり、その騒音問題で工場が撤退した空き地を活用。プロを目指すサッカーチームを誘致し、スタジアムを建設してもらい、町に寄付を受けました。現在のJ3テゲバジャーロ宮崎のホームスタジアム「いちご宮崎新富サッカー場」となりました。スタジアムを整備してくれるならばと、町は防衛省の補助金を使い、人工芝2面のピッチをもつフットボールセンターを整備。県サッカー協会が指定管理しており、宮崎県のサッカーの拠点施設になっています。
新富町フットボールセンターの人工芝ピッチの写真
 ▲新富町フットボールセンター
いちご宮崎新富サッカー場の写真
 ▲隣接する「いちご宮崎新富サッカー場」はJ3リーグのテゲバジャーロ宮崎、なでしこリーグ1部のヴィアマテラス宮崎のホームスタジアムになっている。この日は全国高校サッカー選手権の宮崎県大会の決勝戦が行われ、多くの人で賑わっていました。

 これらの取組に対して、当初、町民の反応は「町長はサッカーにばかり金を使う」「宮崎は野球のキャンプがあるので野球の方が・・・」と冷ややかなものがあったそうです。
 Jリーグチームの本拠地となったことで、毎週のようにテゲバジャーロ宮崎のニュースが地元のテレビで放送されることで認知度向上や観光客の増加が効果として現れ、観客の輸送を見込んでJR日向新富駅が3便増便されたほか、新富スマートインターの設置事業化や国道の4車線化が決まったとのことでした。

 そして、宮崎県は女性の県外流出率が1位であり、女子サッカー後進県であったことから、流出を抑える施策として、4年前にヴィアマテラス宮崎の運営法人を設立。30人の選手のほとんどを地域おこし協力隊で雇用、運営経費を企業版ふるさと納税で賄っているそうです。チームは2020年宮崎県リーグからスタートし、九州リーグ2部・1部を経て、昨年なでしこリーグ2部へ昇格し、今年は1部に昇格して戦い、優勝したそうです。全てのリーグで優勝しているのには驚きました。その上はプロのWEリーグとなり、現状、アマチュアのチームでは最上位のリーグになるそうです。

デマンドタクシーの停留所(富田浜公園) 町長のまちづくりへの仕掛けとしてサッカーに次いで、2点目は「入りを計りて、出を制す」ということで、歳入増と借入金の減に取り組んでいるとのこと。ふるさと納税を増やす取り組みを行い、2018年度約9億円から2023年度約17億円に増やしています。同町のふるさと納税の特徴は、いわゆる民間の代行業者を使わずに、町が作った外郭の財団(一般社団法人こゆ財団)に業務を委託していることで、収益が出た場合は町の人材育成に再投資することを条件にしているそうです。企業版ふるさと納税は2022年度で29社、約3億2千万円で県内トップ、全国の町村でも3位の規模で、使途はヴィアマテラス宮崎の運営、スタジアムの照明整備のほか、公共交通ではデマンドタクシーの運行などに充てられているとのこと(写真は富田浜[とんだはま]公園のデマンドタクシー停留所)。

 また、JAと共同で農業に関する法人(一般社団法人ニューアグリベース)を設立しているそうです。農業の実証実験用の施設を作り、企業に活用してもらうことを狙っている。その施設はサッカースタジアムに隣接した場所に整備することにしており、まちづくりの拠点形成を進めているとのこと。

 さらに町長からは、スタジアムのネーミングライツに関する取り組みについても話がありました。ユニリーバのネーミングライツ導入では、金銭的には無償にして、町で何か取組みをお願いしたそうです。同社製品との協業や職員との交流、小学生への講座などの取組が行われ、新たな価値の創出を図ったそうです。

 これらの取組により、工場が移転するほどの使えないエリアに拠点形成を図り、10万人を見込む集客と物流、交通のハブ、農業実験、町民の憩いの場に生まれ変わる仕掛けを行っているとのこと。例えば、ヴィアマテラス宮崎の年間観客動員は1試合3500人、年間10試合でおよそ2万人になるとのこと。一度に何万人も来てパンクするのではなく、継続して3500人の観客が来る方が、この町の規模で経済効果が見込めるという。これから5年後までに、さらにいろいろな施設を作っていくので、もう一度見に来てほしいとの話でした。

 あと、私が印象に残った話は、こゆ財団に人材育成を担ってもらっていることについて、何でも屋ではなく専門家集団を作りたいとの思いがあるとのこと。町長は「地域づくりは1つの団体が何でも屋でイベントから人材育成など、いくつもの役割を担っているが効果が限定的になる。多様な団体をいろいろ作り、予想外のつながりや連携を作ることで、新しい出会いが生まれる」という。その思いは、ヴィアマテラス宮崎、フットボールセンター、農業実験場といった生まれ続ける事柄をひとつひとつ掛け合わせデザインしていくという考えに通じるものがありました。

 参加者との質疑応答では、町長の思いを役場職員とどう共有するかについての質問では、仕組みは町長自らが考え、責任が伴うので決断は1人でしている。ここまで具現化できているのは職員のおかげだと話していました。
 また、地域おこし協力隊の制度は任期終了後の定住を目指しているが、町長は全国的に移住に重きをおきすぎていると感じているという。例えば、就農する移住者に最初に給付金を渡すとすると、農業に向いていなくて就農をあきらめると、町を離れてしまうが、離れるのではなく、別な選択肢がある町にしたいと考えているとのこと。サッカーを辞めたらこういう道があることを示すことが大事。新富町では任期終了後8割の人がその後も残っている。町を離れた人が町の応援に来てくれる、サッカーの応援に来る。離れた人が寄り付かない移住でなく、ハードルの低い、ゆるやかなつながりを作りたいと話していました。

 その後、海辺にある富田浜(とんだはま)公園でヴィアマテラス宮崎の練習を視察しました。分科会運営の代表で、電気工事の仕事の傍ら試合のスタジアムDJをしている川上さんによれば、昨年まではホームゲームをこの公園で行っていたそうです。観客席は仮設スタンドを設けていたとのこと。
富田浜公園でのヴィアマテラス宮崎の練習の写真
 ▲町内の富田浜公園でヴィアマテラス宮崎の練習を見学。
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2024年10月21日

10月22日午前11時45分から、NHK総合テレビ「ひるナマ!北海道」で深川市の旅を放送

 10月22日(火曜日)午前11時45分から、NHK総合テレビ北海道ローカル「ひるナマ!北海道」の「I LOVE地元HOKKAIDO」のコーナーで、旭川放送局の及川凛華キャスターが「色鮮やか!秋の深川『カラフル旅』」と題して、深川市を旅した様子が放送されます。ぜひご覧ください。

 このコーナーは、10月19日(土曜日)午前7時30分から、NHK総合テレビ北海道ローカル「おはよう北海道土曜プラス」の「ぶらりみてある記」のコーナーで放送されたものの再放送(一部)です。特に土曜日の放送を見逃した方は、ぜひご覧下さい。
 この日の「ぶらりみてある記」予告記事はNHK北海道ホームページをご覧ください。
 色鮮やか!秋の深川『カラフル旅』

 番組の詳細はNHK北海道ホームページをご覧ください。
 ひるナマ!北海道 2024年10月22日放送

 NHK北海道ホームページより
▽今日は「アイラブ地元」空知の深川市を訪ねる。市内の道の駅で人気を集めているのが深川産の米を使用した「手まりおむすび」。地元産の野菜を使った色とりどりのおむすびが作られている。また市内の閉校になった小学校を利用した美術館など、秋の深川市のカラフルスポットを訪ねる旅。旅人・及川凜華(道北・オホーツク地域担当)▽「わたしの1枚」投稿はHPから!みなさんの写真お待ちしています▽キャスター・江連すみれ
posted by ともぴー at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【動画配信先リンク追加】10月21日午後6時40分 NHK総合テレビ・旭川「ほっとニュース道北・オホーツク」で妹背牛町「妹背牛温泉ペペル」紹介

 10月21日(月曜日)午後6時40分から放送のNHK総合テレビ「ほっとニュース道北・オホーツク」の「ふるさと自慢」のコーナーで妹背牛町「妹背牛温泉ペペル」が紹介されます。ぜひご覧ください。
※道北・オホーツク地方(NHK旭川・北見放送局)のみの放送です。

 放送後1週間「NHKプラス」で配信されていますので、ぜひご覧ください。
  NHKプラス ほっとニュース道北・オホーツク
   10月21日放送分(10月28日(月曜日) 午後6時55分まで配信)

NHKホームページより
ほっとニュース道北・オホーツク 2024年10月21日
道北・オホーツクのニュースや話題をお届けします▼特集「ふるさと自慢」は大規模改修で生まれ変わった妹背牛町の温泉施設の魅力▼気になるあすの天気は気象予報士が詳しく

道北・オホーツクのニュースや話題をお届けします。これを見れば地域の「きょう」が分かります▼特集「ふるさと自慢」は北空知の妹背牛町からです。町民に親しまれている妹背牛温泉「ペペル」が1年がかりの大規模改修を経てリニューアルオープンしました。自慢のサウナ設備などの魅力をお届けします▼気になるあすの天気は赤羽祐介気象予報士が詳しく細かくお伝えします。「ほっとニュース道北・オホーツク」ぜひご覧ください!

【2024年10月21日追記】NHKプラスへのリンクを追加しました。
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